プロフィール
自己紹介と武道歴
はじめまして、アマナ心体操作術 【なるほどう】を主宰する竹田英良です。
三重県一志郡(現在は津市)で1953年7月に生まれ、平成に入って間もなく静岡に家族とともに転居しました。
故郷の生活より静岡での暮らしのほうが長くなってきました。
キックボクサーの沢村忠に憧れ中学・高校と只ひたすら上段回し蹴りを蹴り続けていたことが事の始まりで、その後、少林寺拳法、太気拳、(防具、フルコン)空手、(光輪洞、短期間植芝系)合気道、護身道そして古伝体術と50年に渡る武術遍歴を続けました。
若い頃は学生時代にイジメにあったこともあり、強さに憧れました。
少林寺拳法の道場で白帯ながら組手において1,2を争う強者との評価に浮かれたこともありましたが、私だけでなく指導員も学んでいる技術が実践で全く使用できていないことに気づき始めました。
空手の道場においても、格闘センスのある者が強いという図式に変わりはありませんでした。
武「術」である以上、才能がなくても技術が向上していく稽古体系があるはずだ、と様々な武術武道遍歴が始まることになります。
話は変わりますが、20歳の時に脇見運転の後続車にノーブレーキで追突され、頚椎に重大な損傷を負い、その後何十年にも渡る鍼灸マッサージの治療院通いが始まります。
その際に巡り合った気脈が見える治療師の先生の一言がきっかけで気功が操れるようになり、見ただけで病変部が判るまでに研ぎ澄まされた時代がありました。
しかしこの頃は武術への応用は頭の片隅にもなく、お座敷芸止まりでやがて忘れ去っていきました。
これが後の「気功術アマナ」に繋がっていきます。
武に強さを求めたことがありましたが、年を経るにつれ武術武道に対する考え方が変わってきました。
今の判断基準は日常生活で「実際に使えること」です。
打撃系は、日常生活において最初は「被害者」であっても習い覚えた技術を使ってしまうと「加害者」になりかねません。
道場内、大会でしか使用できず、これは私にとっては「使えない」ということになります。
尚、相手からの突き蹴りの攻撃に対処するために、防御を身に着ける目的で空手などを学ぶ必要性はあると考えます。
柔術系は、少なくとも私が学んだ武術武道では、どれも力いっぱい腕を掴むと技をかけるどころか、腕を動かすこともできませんでした。
これも当然「使えない」。
殴ったり蹴ったりせず、力のぶつかりを感じることもなく、相手を制圧する武道。
何時しかこれが、武術武道に対する私の理想とするものになってきました。
道場を始めてから読んだ「新釈 猫の妙術」(佚斎樗山著 草思社刊)で、我が意を得たりと膝を打ち理解しました。
強さや勝ち負けでなく調和し誰も傷つかず制圧する
「猫の妙術」に出てくる老猫の境地に早く達したいものだと、つくづく思います。
このように気概を持って道場運営を続けてきましたが、問題が生じてきました。
「猫の妙術」を実現すべく学び、教え始めた「古伝体術」が難しすぎるという事です。
「古伝体術」は今や神業レベルの身体操作の域に入ってきています。
【なるほどう】の生徒は殆どが武術未経験者で、どの生徒も「古伝体術」の初歩でつまずいてしまっています。
理由は生徒が武術的心体操作に不慣れな為、一連の複数ある緻密な身体操作を一挙に行うにあたって、一つ一つ考えながら積み上げて技を仕掛けているからです。
「考えるな、感じろ」
を徹底させるために「氣」の武術を取り入れることにしました。
まずは私がかつてやっていてすっかり忘れていた「気功術」を取り入れてみた結果、生徒が今まで出来なかった古伝体術の相対稽古でうまく技が掛かるようになったのです。
これに味を占めて、「カタカムナ」の研究でその存在を知った故大野朝行先生の「魂(たま)合気」が直感で”使える”と閃き、「魂合気」の後継者の方から技術を学び【なるほどう】の技術体系に組み込むことにしました。
古希(70歳)を契機に更なる向上変革を目指し「古伝体術」「魂合氣」「氣功術アマナ」の技を融合し、力のぶつかり合いが消える事で護身術や介護に使える氣と体の操作による【なるほどう】独自の技術として『アマナ心体操作術』と命名しました。
還暦記念チャレンジ
60歳を機に、やったことがない事にチャレンジしたいと思い、どうせならと文武両道を目指しました。
「文」では複数の大学で法律、経済等を学びましたが文系ばかりなので最後に理系を学びたいと思い、放送大学という通信制の大学で主に宇宙に関することを学びました。
相対性理論を前提とした高度な大学の数学、物理、化学に七転八倒の思いで大変な苦労の末、
無事卒業できました。
我ながら、エライ!(ホント、大変だったんです。)
「武」においては、打撃系として死ぬまでに一度はやってみたかった直接打撃ルールのフルコンタクト空手(現在も所属している心和会)、柔術系として合気道、護身術を始めました。
ついでに(承認欲求全開)
私の武術体験の一部をもとにした、当時業務用に発行していた冊子の連載漫画の原作として書いたものがあります。
ご興味がありましたらご一読ください。